稲垣教育研究所とは

岐阜県の高山市昭和町にある、「自律」と「自立」を身につけることを目標とした「あたらしい学校」(オルタナティブスクール)です。一人一人に合ったレベルの学習を自律的に進めていくとともに、各種プリント学習やパズル、PC、タブレット、インターネットを使ってさまざまなチャレンジができる場所です。

学校の勉強内容を効率的に身に着けるための学習塾という用途を軸に、フリースクール、コミュニティスペース、自習室、図書館、会議室、視聴覚室、遊戯室、寄合所、イベント会場などの用途で、コミュニティに入っていただければどなたでも使っていただけます。

小学生


通常の授業では、前学年の総復習テキスト(くもんor学研)を仕上げてから、プリント学習と演習を定期的に行うことによって、たしかな計算力と語彙力を身につけます。学校の自主勉ワークを持ってきて、一緒に解き進めていく場合もあります。通塾時には毎日、新聞の社説を音読・解説などを推奨しています。正しい日本語を習得するとともに時事ニュースや世界情勢にも精通し、適性検査に対応できるだけの力を身につけましょう。
小学校内容の土台が不十分であれば、中学に行って新たに知識を積み上げていくことができません。特に国語・算数においては、先取り学習を進めていくよりも、小学6年までの内容を確実に習得しておくことを重視します。そのため、国語では漢字のプリント学習と日常的な読書、算数では分数の計算、比や割合、速さ、場合の数などを重点的に行います。

希望があれば、特殊算(つるかめ算、旅人算、規則性など)の指導もします。ワンランク上の算数にチャンレンジしたい方は是非。

中学生


小学校内容が確実に定着していることを確認したうえで、高校受験で必須の知識を基礎から積み上げます。基本は模擬試験(テスト)→苦手分野の復習→再現(テスト)、のサイクルです。自分の力が付いていないところが見つかったら、各種ワークで重点的に該当する単元を学習していきます。特に受験においては数学と英語が重要になります。そこで希望であれば「計算テスト・英単語テスト、100点取るまで帰れません」の「鬼コース」を選択することもできます。これをやっておくと、大学受験で圧倒的に有利になります。

定期テスト直前には積極的に自習に来て質問をしていく生徒もいます。また受験シーズンには、公立入試の過去問、実力テストの解き直し、各種模試を使って演習を繰り返します。何度も行うことによって出題パターンに慣れ、自信を身につけることができます。過去問や模試を豊富に用意しているので、どんどんサポートします。

基本のテキストとしてそれぞれの学年に合わせた「5科のワーク」をお渡しして、日常的に進めています。テスト前には、テスト範囲に合わせて持参したワークを解く生徒が多いです。分からない部分は、その都度サポートします。

高山市にお住いの皆さんは、まずは斐太高校を目指しましょう。

高校生

現在、高校生の受け入れも行っております。塾長からの直接指導は基本的には数学、現代文にのみになりますが(英語・古文漢文も相談受け付けます)、受験に関するさまざまな相談にも応じます。高校生にもなれば、映画、文学、思想哲学、社会学、心理学、科学全般、といったような多方面の教養を身につけておくことが求められます(大学入試の現代文はそこが問われるのです)。それらの教養をまんべんなく習得するための、定番となるようなおススメ書籍をいくつも取り揃えています。

高校生、あるいはそれ以上の年齢であっても、図書館としての利用や、談話・会議スペース、自習スペースとしての利用を受け入れることは可能です。気軽にご相談ください。

うまく学校に馴染めない方、不登校の方


ぜひ一度ご相談ください。稲垣教育研究所では、何かを強制したり既存の価値観に押しとどめることをせず、あくまでも生徒児童本人の意思を尊重します。いろんな勉強や選択科目の提案はしますが、こちらからの提案に対してやってみるのも自由、断ることも自由です。

一昔前と違って、既存の学校に通わないで勉強するというのは、これからは普通の選択肢となっていくはずです。フランスの思想哲学者ルソーは、250年も前に『エミール』という作品の中で、学校組織などに頼らない個人での教育方法を提示しています。そこでは、当時のフランス特権階級の教育のゆがみを批判し、子供の本性を尊重して自然な成長を促すことが教育の根本であることを説いています。

現状でも、自宅学習、通信制学校、夜間学校、専門学校、様々な選択肢があります。シュタイナー教育やモンテッソーリ教育といった言葉も聞かれるようになりました。そんな中、注目を浴びているのがオルタナティブスクールです。

2016年12月に成立した『教育機会確保法』では、登校のみを目標とせず、休養の必要性を認め、学校以外での多様な学習活動を支援する方針を掲げています。フリースクールやホームスクーリングといった、学校以外の教育の場の重要性が認められたのです。ポイントは「学校を休んでもよい」ということです。近年では、フリースクールへの出席を、学校の出席扱いとする事例が出てきています。


稲垣教育研究所では、教科書内容をイチから教えます。希望であれば高卒認定試験(高認)、大学受験までサポートいたします。

「稲垣教育研究所」のもう一つの側面について

学習塾としての機能は、稲垣教育研究所のあくまでも一部分です。
授業をこなした後、あるいは授業のない日こそ、時間を過ごしてほしいのです。放課後の部室のように。
日々の何気ない雑談や、興味を持ったことの研究、創作活動、動画を使った学習などのサポートをします。PCやタブレット、Wi-Fi環境を自由に使ってください。たとえばプログラミング学習、ホームページ制作、フリーペーパーの作成、音楽制作、動画編集などに興味がある方はいませんか。これらは今後のAI時代にものすごく重要なスキルとなるでしょう。
あるいは自習スペースとして使っていただいてもかまいません。
対応できる時間帯であれば、塾長がいつでも勉強に関する質問を受け付けます。

また遊戯室では、小説や評論、教育関連本、厳選した人気マンガ、テレビゲーム、ボードゲーム、映画・音楽・お笑いの各種DVDを取り揃えています。突発的に、映画の上映会も開催したいと考えています。こちらは自由参加です。
さらに不定期イベントとして各種セミナー、トークイベント、勉強会、ワークショップを開催することもあります。

稲垣教育研究所でできること

研究所員、あるいはコミュニティ参加者は、以下のことが自由にできます。

・図書館利用(閲覧、貸出)
・テレビゲーム(ファミコン、スーパーファミコン、プレイステーション)
・各種ボードゲーム、カードゲーム、麻雀
・計算ブロック、ナンクロ、ナンプレ、クロスワードパズル
・インターネット全般(wifi完備)、タブレット端末貸し出し
・フリードリンク(お茶、コーヒー、各種)

●チャレンジしてみよう

・YouTube動画の企画、撮影、編集、YouTubeチャンネルの作成
・ホームページの作成、ブログの作成、記事ライティング
・プログラミング練習(Progate)
・音楽制作(DTM)
・フリーペーパーの企画、ライティング、編集、作成