あけましておめでとうございます

2023年、あけましておめでとうございます。稲垣教育研究所です。

冬休み強化月間が終わりました。年末4日間、年始4日間、ロスタイムで9日(月祝)の成人の日。多くの中3生、2年生も何人か、昼の早い時間から塾に勉強しに来てくれました。ちなみに本日は14日(土)ですが、2人ほど勉強しに来ました。

どの子も、心なしか目の色が変わってきているように感じます。

席が埋まるとこんな感じ

新学期が始まると、後期の期末テスト、実力テストなど、これからはテストが目白押しになると思います。一気に公立高校入試当日まで駆け抜けていくことになります。モチベーションを高めていきましょう。

これからは授業は週1回とか言っていられません。いつでも来てください。どんどん質問してください。問題集やテキストもたくさんあります。実力テストの結果が出たら、すぐに解き直しをしましょう。今のこの時期のテストは、ほとんど入試問題と同じレベル・範囲の問題が出ています。直前の実践練習にうってつけのものになっています。

入試本番までの2か月弱、駆け抜けていきましょう!!

年末年始特別強化期間、始動!

皆さんこんにちは。稲垣教育研究所の稲垣です。いよいよ冬休みに入りました。中学3年生は公立高校入試に向かって勝負の2か月間が始まります。泣いても笑ってもこの2か月。こうなったら土日も祝日もないですよね。いゃ日曜日はあるんですが、1日1コマ、塾に来て勉強するだけってことはないですよね。ということで今年もやります。

年末年始、特別強化月間です!

大きな戦いの前にやるべきことは、何よりも敵を知ることです。
今回で言えば「公立高校入試過去問」
これを一通り解いておくって当たり前の話ですよね。安心してください、だいたい毎年同じような問題が出ます(笑)。これを稲垣教育研究所で解くことによって、すぐに質問して疑問を解決し、仲間と切磋琢磨することによってより精度を上げることができます。

以下の日程で塾を開放しています。基本は通常授業も行っていますが、早い時間から自習に来てください。自由に模試や過去問などを解いてもらって、質問なども受け付けます。

2022年12月
26日(月)13:30~21:00
27日(火)13:30~21:00
28日(水)13:30~21:00
29日(木)13:30~21:00

2023年1月
4日(水)13:30~21:00
5日(木)13:30~21:00
6日(金)13:30~21:00

7日(土)13:30~18:00

年末年始を突っ走りましょう。冬休みはたったこれだけ。あっという間です。これくらいだったらがんばれますよね?

あたたかいお茶とコーヒーを準備して、お待ちしています。

いよいよ受験シーズンに突入!

2022年、後期中間テストお疲れさまでした。過去最高点を取ることが出来ましたか?テストがこれからの人は頑張ってください。テスト前に自習に来て、たっぷり勉強をしていく生徒がいました。とても良い姿勢だと思います。

いつでも、超えるべきなのは「過去の自分」です。一歩ずつ進んでいくことが、のちの大きな成長につながります。人は急に変われるものではありません。地道にコツコツやっていきましょう。

高校入試の出願状況について。近年は少子化の影響もあるのでしょうか、ほとんどの公立高校で倍率を1倍を切っています。これはよい材料と捉えて、あまり不安にならずに、入試問題の対策に取り組んでいきましょう。イチからコツコツ積み上げていけば、何も怖くありません。

さて、去年の2月の、入試の出願状況です。
(今年の情報はまだ出ていない?出たら更新します。去年の入試直前です。何かの参考になれば)

定員出願倍率一昨年
斐太普通科2402310.961.05
飛騨高山普通科80840.880.88
ビジネス40320.650.65
情報ビジネス40350.880.98
吉城理数科30270.630.63
2022年度の公立高校出願状況

よほどのことがない限りは定員を超えないと思います。ただし、高校側の立場に立って考えてみてください。あまりにも点数が低くて「こんな問題もできないのおおお~」という生徒には来てほしくないんだと思います。

今やるべきなのはとにかく過去問です。毎年だいたい同じような問題が出ます。過去問を最低でも3年分。5年分でも10年分でもやれば良いと思います。問題を解いて、答えを見る。解説を読んで、理解できればOK。全く分からなければ学校の先生や友達に聞いても良いし、塾に持ってきて質問してください。特に理科社会については、ある程度の納得感を持って解答を読み込んでいけば、出題パターンが分かるはずです。英語・数学は基礎理解がしっかりしていないと、どうにもなりません。

中学1・2年生の皆さんへ。
受験はあっという間にやってきます。今皆さんが受けている単元テスト、実力テストが後の入試です。イメージトレーニングのつもりで日々のテストに向き合ってください。その都度、解き直し、理解をしておくことが重要です。

さて、12月、1月、2月と最後の追い込みのシーズンです。稲垣教育研究所では休日の勉強合宿をするかもしれません。日曜日、祝日、年末年始など、塾を開放する予定です。朝から晩まで勉強漬けの日を過ごしましょう。詳しい日程は、追って詳細をお知らせします。何か相談や連絡、聞きたいことがある人は、どんどん声をかけてください。よろしくお願いします。

2022年度後期がスタート!

夏休みが終わって約1か月。いかがお過ごしですか。ようやく暑い季節が終わり、過ごしやすくなってきました。高山ではすぐに寒い季節になって、暖房を入れなきゃいけなくなるかもしれません(笑)。安心してください、稲垣教育研究所は冷暖房完備、いつでも冷たい飲み物・暖かい飲み物を用意しています。

前期期末テストの結果が続々返ってきています。一つ一つ丁寧に見直しし、身に付いていなかったところをチェックしていきましょう。まずは自分の点数(現時点での実力)を把握することが第一歩です。(テストが何点だったか覚えていない、というのではいけませんね)

中学3年生に関しては、定期テストで一喜一憂する期間は終わりました。これからは定期テストに加えて岐阜新聞テスト、それ以外の実力テストなど、何かのテストが毎月やってきます。今から過去問や模試を利用して、高校入試本番への実践的な練習をしていきましょう。気持ちを切り替えてロングスパートをかけ始めている生徒が何人かいます。1・2年生内容はきちんと身に付いていますか?早ければ早いほど後が楽になります。各自、学校で入手したワークや過去問などを持っていると思います。さっそく活用していきましょう(稲垣教育研究所でもたくさん用意しています)。

●勉強の優先順位
その1:数学の方程式(方程式の利用、連立方程式、2次方程式)、関数(比例と反比例、関数の利用、1次関数)が最低限、問題なく解ける。
その2:英語の超基本単語を知っている、書ける。基本英作文ができる。(be動詞→一般動詞→現在進行形→助動詞の使い分け、etc)
その3:国語の語彙力チェック、漢字、対義語、類義語、ことわざ・四字熟語・故事成語、品詞の見分け
その4:理科と社会の基本事項、問題演習でチェック。

以上は本当に最低限度の話です。これらが一通りできていないと、まともに実力テスト・模試などに太刀打ちできません。この基本に到達するまでにまだまだ時間がかかる人もいます。なかなか1コマ(80分)ではアレもコレもやるというわけにはいきませんからね。時間がないからといっていきなり解けない実践問題に入ったりはしません。学習理解度は人それぞれですから。その人のペースでやっていけばいいです。
注力しなければならない教科は人それぞれだと思いますが、教室長の判断から「今はこれが必要」と提案していきますので、皆さんがんばっていきましょう!

■近況報告

さて、ありがたいことに開校以来すこしずつ通ってくれる生徒が増えてきていて、いよいよ現状の教室長1人体制では受け入れ人数の限界が近づいてまいりました。これから運営方法がどうなるか、僕自身も試行錯誤の中でやっています。臨機応変に対応していけたら良いと思います。
今後、さまざまなご協力をお願いすることになるかもしれませんが、温かい目で見守っていただけますよう、よろしくお願いします。

夏休み期間、無料開放中!

稲垣教育研究所では、今年も夏休み期間に無料体験授業を絶賛実施中です。

通常16時くらいから開校しているところを、夏休み期間(7月20日~8月20日)は昼の1時から夕方6時まで、時間を大幅延長して開放しています。月刊さるぼぼやTwitter、ホームページをご覧になって少しでも気になった方は、この機会にふらっと雰囲気を確かめに来てください(夜でもOK)。

その場でちょっとした面談と体験授業ができます。小学生は前期までに習った内容と、前学年までの内容の理解チェックをしましょう。中学生は正負の数と方程式、割合や速さの絡んだ文章題を解いてみましょう。その子のレベルに応じたワークやプリントを用意しています。

夏休み期間だけ通ってくる子もいます。基本は2:1の個別授業ですが、自習スペースでは自由に勉強をしたりマンガを読んだり、PCを使うこともできます。ちなみに教室長は最近、水耕栽培や鉛筆画にハマっているので、そんな話もします。

■部活が一段落して本格的に受験勉強を始動しようとしている中学生へ。

一度中学1年からの内容を総復習しませんか。模試や入試過去問を使って、分からない問題があったらその学年のテキストに戻って説明します。特に英語・数学に関しては、前学年の基礎が定着していなければ、積み上げていくことができません。一つずつ確認していけば怖いことは何も無いですよ。入試の2月までの半年間、実戦練習を積んでいきましょう。

今は若干名の受け入れ余裕があります。なにぶん、教室長一人で回しているものですから、全ての時間帯の枠が埋まってしまったら、受け入れ不可となってしまいます。早い者勝ちです。チャンスですよ!

まずはLINEの友達登録→チャットからご連絡ください。
ホームページなどもぜひ見てみてくださいね。

2022年度:前期中間テストお疲れさまでした

2022年度の最初の定期テストが終わりました。
中1の皆さん、初めての定期テストはいかがでしたか。よく準備して苦手科目に注力した人、得意科目を盤石にできた人、その両方ができた人。これからの学習の課題が見えてきた人もいると思います。稲垣教育研究所では、テストを持参してもらって、間違えた問題をひとつずつ確認しています。取れなかった問題をその場で解決していくことが大切です。
中2、中3生は、少しずつ気迫と言うものを感じられるようになった気がします。過去最高点を達成できた人が多かったのではないでしょうか。特に中3生は受験する高校をどこにするかということも具体的にイメージし始めます。目標は高く持っていきましょう。

■中学3年生向け

夏休みに入れば、実戦形式の模試、入試の過去問にチャレンジし始めるのも良いですね。稲垣教育研究所では豊富に実践問題を準備しています(笑)。中3生には数学の『大問1の完成』というテキストを渡しています。自分の実力がどれくらいついているか確認しながら解き進めていきましょう。

岐阜県では「岐阜新聞テスト」という実力テストが4回行われますね。今年は8月21日(日)、10月2日(日)、11月6日(日)、1月8日(日)の4回です。入試に向けての実戦練習になるだけでなく、自分の実力チェック、また模試自体が貴重な勉強の機会になりますから、ぜひ受けましょう。

■中学1,2年生・小学生向け

5教科をまんべんなく仕上げていくというのが理想ではありますが、限られた時間の中で、アレもコレも取り組むということが現実的でない場合もあります。たくさん時間をかけて、ほとんど成果が出ないということであれば、他の科目をやっていれば良かったということになります。

それなら目先のテストの点数にこだわるのではなく、もっと長い目で見て人生に役立つものの考え方を身につけるとか、評論文を読むとか、色んな言葉を覚えると言ったことの方が有効な場合もあります。オススメは高校生向けの現代文テキストです。内容のレベルによっては、中学生でも小学生でも理解できるものは多いです。その時に、きちんと文脈や背景知識や言葉の意味・読み方をていねいに押さえていくことが大切です。これは自分ひとりで読み進めるより、大人に読んでもらってその都度解説を受けるのがよいでしょう。お任せください。一緒に音読しながら読み進めます。同義語、対義語、品詞の説明、ことわざや四字熟語などの語彙力アップを重視しています。結局長い人生で役に立つのは、言葉の感度を上げていくことです。

7月に入りました。6月中に梅雨が明けてしまって、梅雨の期間が史上最短だったそうです。暑い日が続きますが、今年は塾にエアコンを導入しましたので(笑)、特に夏休みには冷たいお茶でも飲みながら勉強をしに来てください。基本の授業時間のほかにも、手が空いている場合は自習であっても一緒に指導することができます。

中学生におけるテストの向き合い方

2022年度、最初の定期テストが終わりました。続々と結果が返ってきているころですが、定期テストというものに対してどのように向き合うべきかという心構えについてお伝えします。


これは作家・思想家の坂口恭平さんのお話ですが、定期テストにおいて重要なのは「段取り」なのだそうです。スケジュールを頭に入れておくということです。
学校生活の中では、自分で段取りを決めるということがありません。勉強する内容からペース配分、時間割り、テストの範囲、学校の行事まですべて先生が決めてしまうからです。
しかし学校を卒業して社会に出ると「段取り」こそが重要で、むしろ段取りしか求められないと言います。そのことを学校ではほとんど教わりません。

「ネタバレ」という言葉がありますが、それはエンタメだけです。勉強はエンタメではありません。ゲームやマンガには負けてしまいます。むしろいち早く全体像(結末)を把握した方が良い。先人がまとめた知の体系をおさらいしているわけですから。これが段取りであり、大人になるということです。
小学校の授業だと、結論を先延ばしにして、自分で考えさせて、授業の最後で「今日のまとめ」として提示するということをよくやっています。アレはそんなに効果がないと思っています。むしろ結論部分を最初に教えてもらって演習をした方が良い。無理に授業をエンタメ化しようとしているのだと思います。これだと、知っている人は待ちくたびれることになるし、分からない人には最後まで分かりません。これが一斉教育・劇場型授業の弊害です。

学校のテストは、本来の学問(研究)からは程遠いものです。むしろ大学に入って何かの分野を研究する上での準備段階だと思った方が良い。分からない知識・考え方があったらその参考書に当たればいいのかを調べたり、どんな手順を踏めば点数が向上するかといったような、まさに「段取り」を身につけることが一番の目的だと割り切った方が良い。

そのために、テスト期間が始まったら何をするべきか。人が不安になるのは「分からない」というときです。いつまで続くのか、どれだけ必要なのか分からない。お金や食料についてもそうです。
それを払拭(ふっしょく)するために、まずはやるべき作業の全体量を把握します。テストの範囲を(教科書やワークなどで)把握し、テスト前期間(10~14日)の日数で割り、一日ずつ学習内容を定着させていく。これだけ。

きちんとスケジュールを消化していくと「これで全部だな」「これ以上やるとこ無いな」という瞬間に行きつきます。これを実感してください。もちろん得手不得手やムラがあるのは当然ですから、得意な科目を優先的にやって気分を高めていく、などの調整もありです。


ワークを開いて、ページを眺めて、「このページの要点は何か」ということを把握して、覚えて、できれば類題を解きます。それで問題なく解ければOK。それをテスト範囲の全ページに出来れば、もう怖いものはありません。テストでよい点を取るというのは、「自分で自分を救う」ということです。その技術が将来に渡ってあなたを救い続けます。それが出来たら、今度は他人を救うことができます。これが生きることの目標です。そのおまけとして、幅広いジャンルの知識が身に付いたら言うことないじゃないですか。


もう定期テストは怖くありません。日々の学校の授業での意識していきましょう!
(坂口恭平「中学生のためのテスト段取り講座」。無料で読めます。)

稲垣教育研究所での学習方法

2022年度が始まりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。稲垣教育研究所は2年目に入ります。去年までの経験を生かして、さらにパワーアップしていきたいと考えているので、今通ってくれている塾生の皆さま、保護者の皆さまもご協力をお願いします。

稲垣教育研究所でどんな勉強をしているか、テキストを使っているかなどについてお話しします。学力状況や目指すゴールが人それぞれなので、一律のテキストを使うことはしません。しかし基本となるものはあります。

小学生であれば「くもん」or「学研」から発行されている当該学年の総復習テキストを使っています(学期の前半であれば前学年のもの)。中学2~3年生においては数学の「大問1の完成」というテキストをお渡ししています。これは中学3年間で習う計算問題の基本と、図形・関数・確率・統計といった一行問題がたくさんテスト形式で出題されるテキストです。公立高校入試の大問1が想定されていて、これを仕上げるだけで本番のテストで40点くらいは確保できるというものです。これを基本として応用問題や実践演習に入っていきます。そして中学3年生は夏以降は特に過去問演習をひたすらやっていきます。模試や実戦形式の問題集を各種取り揃えています。

それ以外に、(特に英語などですが)全般的に苦手という場合には、適宜教室長が選んだテキストをお渡しします。これも超基本レベルからハイレベルなものまで、状況にあったものをお渡ししています。そして以上のテキスト代を別途徴収することはしていません(現在のところ汗)。自作の計算プリント、連立方程式スペシャルプリント、英単語スペシャルプリント、国語の対義語プリント、部首ごとの漢字プリントなど各種取り揃えています。

中学生では各教科・各学年について「必修テキスト」というシリーズがあります。これも状況に応じて使っていきます。

中学生では定期テストと実力テストの結果を持ってきてください。点数をメモして、分野ごとの苦手なところを把握します。特に実力テストは重要です。広い範囲から出題されて、高校入試につながるものだからです。勉強は「テスト範囲じゃないからもうやらなくていい」というものではありません。むしろ、しばらくテストで問われないからこそ危機感を持たなければいけないものです。結局中学3年の受験期になって総ざらいすることになります。であるならば、その都度定着させておくに越したことはありません。

小学生では、授業の最初に学年で習った漢字の熟語を使った文の音読、新聞記事の朗読・解説、パズルやクイズをやることもあります。いろいろなことに興味を持って、社会や時事問題のことも勉強していきましょう。

稲垣教育研究所では一緒に勉強をする仲間を募集しています。集団授業ではなかなか自分に合った内容が出来なかったり、質問がしにくいという方にもおすすめです。お茶やコーヒーを飲みながら勉強しましょう。テスト期間中など(普段の授業の前後でも)、自由に自習スペースを使うこともできます。特に高校生では、テスト期間に午後から勉強しに来て、翌日のテスト対策をするというパターンもあります。

少しでもご興味を持った方は、公式ラインから気軽に問い合わせてください!個別にチャットができます。連絡お待ちしています。

岐阜県の公立高校入試が終わりました

3月の初めに中3生の公立高校入試が終わりました。稲垣教育研究所に通ってくれている3年生は、とても一生懸命頑張っていました。特に過去問演習を何回やったか分かりません(笑)。これだけやれば落ちようがない、ってところまでやっていたと思います。この集中力とやる気を、今後の人生のいざという時には発揮していってください。勉強は終わりじゃないですよ。むしろこれからがもっと面白くなるところです。

さて、僕は長らく飛騨を離れていたので近年のことはそれほど詳しくなかったのですが、飛騨地域の高校受験情勢もだいぶ変わってきたのでしょうか。具体的に言うと入試の出願倍率です。飛騨地域にある公立高校で、定員を超えている学校・課程がほとんどない。

飛騨地域の雄とされている斐太高校でも、前年の最終倍率が1.05倍、今年は最終のもので0.96倍。定員を割っています。これはよほどの内申の低さ、当日の不調などがない限り落ちることは無いということではないでしょうか。
もちろん高い理想を言えば「そんな倍率で生徒の質は維持できるのか」という見方も出来ますが、飛騨地域という狭い世界でそれを言ってもしょうがないという気もします。であるならば「入りたい」という意思さえあれば入学できるというのは好ましいことであるとも思います。

あまり高校受験というものを不安を掻き立てる恐ろしいものと考えずに、勉強するキッカケを与えてくれるものだと捉えましょう。ゲームみたいに取り組むのも面白いですね。大人になってから、検定試験や資格試験に楽しんで取り組む人もたくさんいますよ。

問題を解いていて、いつも(2回以上)解き方がよく分からないものがあれば、それは考え方と注目ポイントが分かっていないということです。そこを解決していきましょう。納得できるまで追求してください。先生や友達に効くのが有効です。もちろん暗記が必要な項目もあります(BTB溶液の色とか、歴史的事実の名称とか)。そのように一つずつ未理解だったものを補っていくと、実力テストや模試で点数が上がっていって楽しくなります。

公立高校入試の結果が出ましたら、また報告したいと思います。よい報告ができることを期待しています。

さて、3月の金曜日(11日、18日、25日)16~19時の間で、無料体験講習を実施しています。好きな時間帯から、無料で体験授業ができます。少しでも興味がある方は気軽にお問い合わせください。公式LINEから友達になっていただくと、簡単にチャットができます。前日・当日の飛び入りでも大丈夫です。

ウイルスと遺伝子の話

2022年も1か月半が過ぎました。ここへきてコロナウイルスの感染スピードが上がっており、高山市内の小中学校でも学級閉鎖や学校閉鎖が相次いでいるようです。「オミクロン株」と言うらしいですが、ウイルスというものは身体が小さい分、突然変異をして性質が変わるのが早いです。生物は自分の遺伝子をコピーするときに度々ミスをして、その積み重ねが生物の進化の原因になっています。それは意図を持って適応していくのではなく、さまざまな変異の中でたまたまその環境に適応したものが残っているだけです。これを自然淘汰と言います。しかし生き残ったものを見る限りは、厳しい環境を生き延びるために変異をしているように見える。

ここで遺伝子の側に立つと、見える世界が変わります。ウイルスは自分が生き延びるためにさまざまな変異を経て存続し続けようとします。宿主にあまりにダメージを与えて絶命させてしまっては、元も子もありません。なんとか共存したものだけが生きながらえます。アリやハチは典型的な社会性動物ですが、働きアリ・働きバチ(全部メス)は、一生をかけて妹たちの世話をします。自分が卵を産んで子孫を残すことはしません。特殊な遺伝の仕方をするので、その方が自分(たち)の遺伝子を多く残せるのです。

人間も例外ではありません。人間の心とは何か。思考とは何か。食欲も性欲も、結局は本能のままに突き動かされているだけです。遺伝子は自分のコピーを増やしたいという欲求のために我々を操っており、人間の身体さえも乗り物(ヴィークル)に過ぎない。これが、生物学者のダーウィンが主張した「利己的な遺伝子」という考え方です。

こんな話もあります。人間はコメや小麦といった農作物をたくさん育てて収穫し、生きるためにそれらを食べています。しかし逆の視点に立つと、コメや小麦はいくばくかの種子を報酬として与えることによって、人間に手厚く世話をさせているというのです。農業が始まって以降、穀類たちは爆発的に生息地を広げることができました。これはどちらが主人でどちらが従者か分かりませんね。立場を入れ替えてみるというのは、面白い視点を与えてくれます。

風邪という症状が無くならないように、ウイルスを撲滅することは無いと思ったほうがよいです。何とか共存していくしかありません。我々にできることは、体調管理に気を付けて、免疫力を維持して生活していくことです。そのためには、当たり前ですが睡眠を良くとり、栄養バランスを考えた食事をし、継続的な運動をすることです。それに加えて、日々の生活の中で楽しいことを見つけ、生き生きと過ごすことが大切なのだと思います。ある天才的な人が医者になって、そこで気づいた結論が「病は気から」だったという話もあります。メンタルの状態がそのまま体の調子に直結するというのはよくあります。明るく元気に行きましょう。

やっていきましょう。