9月になりました

稲垣教育研究所での夏休み開放期間が終わりました。何人かの児童生徒が、夏休みの課題を持って自習をしに来てくれました。中にはPCゲームをしてたりマンガを読んでいる子もいましたが(笑)。遊びだろうが勉強だろうが、皆さんにとって気軽に来られる場所になれると嬉しいなと思います。

夏休み中に、1964年以来2回目の東京オリンピックが開催されました。一方で、コロナウイルス感染症は蔓延し、何度目かの緊急事態宣言が発令されました。そして夏休みが明けた今、県内の全ての公立学校では分散登校ということになったようです。二日に一回のペースで授業が進んでいくということで、総授業時間はどんどん削られていきます。これからどうなるのか、予断を許さない状況です。今後の展開次第では、しばらく登校を中止し、完全オンライン授業に以降なんていうことになるかもしれません。もしそうなった場合でも、稲垣教育研究所では皆さんの学習をサポートしていきます。ぜひ塾の授業のないときでも勉強しに来てくださいね。

■学力とは文章読解力のこと

中学生においては、夏休み明けすぐに実力テスト・中間(期末)テストなどが行われると思います。すぐに学習の成果が出るというわけにはいかないかもしれませんが、長い目で見て自分の実力を高めていくチャンスだと捉えましょう。特にテスト後の見直しが大切です。自分の中できちんと身に付いていなかったのはどこか。何を問われていて、何を答えるべきだったかを把握しましょう。テストとは出題者(テスト作成者)と、解答者(児童生徒のみんな)との対話です。たまに出題者がとんちんかんな質問をしてしまうということもありますが(出題ミス)、それは例外として、うまく答えられないのだとしたら、一体何が原因だったのでしょうか。

一つは、聞かれたことを思い出せなかった・覚えていなかったパターン。もう一つは「何を問われているのかが分かっていなかった」というパターンです。この二つは明確に切り離さなければなりません。前者の場合は知識を覚えたり解法パターンを覚えれば対策できます。しかし後者の場合は知識を覚える以前の問題です。

「そもそも何を問われているのか?」読解力というと真っ先に国語が思い浮かびますが、質問がただしく読み取れているかどうかが問われるのはむしろそれ以外の教科。数学の文章題でも、英文の日本語解釈でも、理科の実験結果でも、社会の説明問題でも一緒です。答え自体は知っていても、「それを聞かれているとは思わなかった」というのはよくある話です。まずはじっくり問題文を読み込もう。

問われたら応える。これがコミュニケーションの基本ですよね。
この積み重ねが高校受験、その先の大学受験、社会生活へとつながっていきます。
何のために勉強をするのかといえば、よりよく生きるためです。

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